新宿2丁目で働くFTM大和の日記

★女の身体で生まれ男の心で生きてきた。人生も折り返し手前でようやく治療を終え、今では立派に立ちションできるようになりました(笑)。そんな大和の日常(愛犬話)とお仕事日記★

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性別適合手術の体験談。その3

●ホテル入院

術後三日目の夜からホテル暮らしが始まりました。
病院の退院は夕方となり、動けない自分に代わり当面の食料&飲料を看護婦さんに買ってきてもらって、徒歩3分の距離をタクシーでホテルに移動しました。
退院の朝は看護婦さんに洗髪もしてもらって、本当に色々お世話になりました。
ホテルの部屋まで送ってもらい、食料などを冷蔵庫にしまってくれて、何かあったときの緊急連絡先など詳しく書いた紙を渡されて、いざ一人の生活が始まりました。

前日までほぼ死人のような状態だったので、気分はやたら元気でした(笑)
シャワーを浴びて傷口などを清潔に保つように言われていたので、早速スッキリさっぱりして、その時初めて自分の作り替えられた性器をまじまじと観察しました。

大陰唇を引っ張り寄せて縫い合わされた陰嚢も、その真ん中に位置する小さな陰茎も、術後で腫れ上がっているのでかなり立派に見えて、当初かなり感激したものです。
いや、後々腫れが引いたら陰茎はかなりショボイものでしたが(苦笑)

陰嚢の周囲をぐるっと囲う縫い目と、尿道を繋いだ陰茎と作った尿道が延びた部分全てに丁寧にたっぷり薬を塗って、しばらくは血が出続けるので大きなパットを敷いたおむつを着用します。
ホテルに備え付けの入院着のようなパジャマを着て、ようやくリラックス。
陰嚢にはシリコンボールが入っているので、つぶれたら大変だし当分普通に座ることはできません。
歩くことはままならず、立っているか、ほぼ寝ているしかない状態でホテル暮らしが続きました。
常に重心がかかるお尻と腰回りは床ずれのような痛みを伴い、ほぼ感覚が麻痺していました。
可能な限りで体制を変えながら、様々な痛みとの戦いの日々です。
とりあえず処方された痛み止めで騙し騙し耐えてました。特に自分は座薬を一日4回使用していて、後々使いすぎだと医師に注意されましたけど…(-×-;)
なるだけ痛みから気をそらしていられるように、ホテルのシングルルームを自分の快適空間にセッティングしました。
ベッドの脇のサイドテーブルに持ち込んだノートパソコンを置き、大量に用意してきたアニメのDVDを見続ける(笑)

土曜の夜にホテル入りして、日曜は丸一日ゆっくりまったりベッドでアニメを見て過ごし、月曜の朝に初通院。
意外に平気だと思いこんでいて、徒歩3分の距離だし歩いていくつもりで部屋を出てから、余りの歩けなさに愕然としました!!
超~スローにしか動けない…。
ヤバイ…どうしよう……と思っていたとき、目の前に明らか自分と同じ病院の紙袋を持ったお姉さんを発見。
動きがスローで、ホテルのフロントで予約されたタクシーが迎えに来ましたって話をしています。
これは絶対通院の人だ!と、すかさず声をかけました(^_^;)
「タクシー代を半分払いますから宜しければ同乗させてもらえませんか?」と。
するとお姉さんは快く「どうぞ」と。
実はその方は三日前に同じ病院で手術を受けたMTFさんだったのです。
彼女は大阪から来ていて、同じくホテル入院中。
それから徐々に仲良くなりまして、お互い身体が不自由な同士、色々と助け合うことができました。体調も一進一退を繰り返す日々だったので、相談もできてかなり心強かったです。
通院はほほ同じタイミングなので、タクシーも常に同乗して、タクシー代も助かりました。
わざわざタクシー呼びつけておいて、ホント運転手さんに謝らなければならない距離の乗車ですからね…。

さて、そんな最初の通院から翌日に、少々大変なことがありました。
お腹のレントゲンを撮ってくるようにと言われ、一人タクシーで朝から別の病院に行きまして、その帰りのことです。
実は前日あたりから頭痛に悩まされ始めていたんです。
ずっとアニメを見ていたせいだろうと思って軽く考えていたのですが、レントゲンを撮った帰り、極度の頭痛に気持ち悪くなって道ばたで動けなくなってしまいました。
慌てて病院に電話して状況を説明すると、通院時間まではまだかなりあったのですが「今すぐ来て下さい」と受付の方に言われました。
その場でなんとかタクシーに乗り込んで病院に到着。すぐさま病室に運ばれ、寝かされました。
程なく先生も来てくれて頭痛の件を話すと、なんとホルモン不足が原因だろうと!!
確かに、術前一ヶ月からホルモン注射をやめていたのです。そこで看護婦さんが一本ホルモン注射を打ってくれました。そしてしばらく安静にしていたら徐々に楽になってきて、軽い頭痛はその後も少し続いていましたが、夜にはすっかりよくなっていました。
ふ~…、これはとんだ落とし穴でしたよ(苦笑)
半日緊急入院となりましたが、夕方に無事ホテルに戻れました。

その後はまた術後の痛みとの戦いのみの日々となり、本当に少しずつですが身体も慣れてきて、もう痛みがなくなるまで頑張れば終わるでしょうくらいの感覚で、前向きに過ごしていました。
術後一週間くらいは、まだ尿道にゴムチューブのようなものが刺さっていて、排尿はお腹から出ているカテーテルから人工的に排出しなければなりませんでした。
別にそれは大して苦ではなかったんですが、その後、最大の壁にぶち当たることになってしまうんです……。


その4に続きます。


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テーマ: GID-性同一性障害 | ジャンル: 心と身体
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