新宿2丁目で働くFTM大和の日記

★女の身体で生まれ男の心で生きてきた。人生も折り返し手前でようやく治療を終え、今では立派に立ちションできるようになりました(笑)。そんな大和の日常(愛犬話)とお仕事日記★

性別適合手術の体験談。その2

●術後、病院で。

手術時間がどれくらいかかったのか訊いていないので定かではないのですが、かなり長かったと思います。
まず婦人科の先生が、子宮卵巣摘出手術をして、そのまま形成の先生が尿道延長・陰核形成・膣閉鎖術を行われました。
先生に頬を叩かれ名前を呼ばれ、意識が戻りました。ぼんやりした視界に形成の先生と看護婦さんの顔が映りました。その瞬間ぐわんと世界が回る感覚がして、慌てて目を閉じました。
「大丈夫?」と訊かれたと思います。自分は「眠いです」と答えた気がします。「順調ですよ」と先生の声が聞こえ、また意識を失いました。世界が回る感覚が気持ち悪くて、痛みが怖くて意識を戻したくなくて、意図的に眠りに入ったのだと思います。
その後も意識が確実に戻らないまま、看護婦さんに声をかけられて目を開けるも、口もまともに聞けない、身体を動かすこともできない、殆ど何も考えられない状態で、またすぐ眠ってしまいます。このとき高熱が出ていたらしく、何度も看護婦さんに熱を測られ、「お熱が下がらないので氷枕を入れますね」と言われたのは覚えています。ずっと同じ体制で眠ったままだと身体がつらいので、寝返りを打ちましょうと、クッションを何個も身体の脇に入れてくれて、少しずつ体制を変えてくれるのですが、もう全てがされるがまま。「どこが痛いですか?」と訊かれて、まずは喉の痛みを主張しました。手術中に管が入っていたらしく、それによる痛みだそうで、声がまともに出せない状態が続きました。それと、ずっと耳抜きができていないような苦しさで、水も飲みたくなくて、水分をとるのもままならない状態。そしてお尻がとにかく痛くて辛かったです。お尻は手術台にのってるとき両足をあげられていたため体重がかかりすぎていて、そのまま病室のベッドでも仰向けで寝続けていた長時間のせいの痛みだったようです。看護婦さんに湿布を貼ってもらいましたが、結局その痛みはしばらく続きました。
お腹や性器の傷の痛みは、意識しないようにしていたので、どこが痛いのかよく分からないような状況でした。とりあえず苦しみから逃れたいので寝る。意識がもうろうとしているので寝る。つまり入院中は殆ど意識がなかったと言えるでしょう。だから余り覚えていないのです。
術後二日間しか入院ができないので、二日目の夜には、半ば強引に看護婦さんに起こされました。「これ以上起きないと、本当に起きあがれなくなっちゃうから、とりあえず起きて洗面所に行きましょう」と。そのときに背中に入っていた麻酔の管を抜いてくれたみたいで、そこでようやく意識がハッキリしたようです。どうも自分は麻酔が効きすぎる体質だったみたいですね。
しかし、人一倍痛みに弱く、たぶんこの病院の中でも一番うるさい患者だと認識されている自分ですから、十分な痛み止めを入れてくれてたのかと…。有難かったですが今回は裏目に出たみたい(苦笑)
大変な苦労をして何とか起きあがり、ゆっくり歩いて洗面台にいきました。鏡を見て、自分の変わり果てた姿に愕然としました。まるで水死体(>_<) 全身がパンパンにむくんでいたんです。顔なんてもう別人でしたよ!! 結構ショックでした…。むくみが完全にとれたのは、たぶん一週間後くらいでしたから(T_T)
歯磨きと洗顔をすませて、再びベッドに戻りました。点滴の棒に捕まり看護婦さんに支えられながら、ゆっくりですが歩くことができたので一安心。しかし、その夜も朝まで爆睡してしまいました。看護婦さんに「ホントよく寝るわね~」と感心されたほど(^^;)

翌日になるとずいぶん身体が楽になっていました。多分、意識がハッキリして喉の痛みも薄れ耳抜きができてない状況から脱したせいでしょう。
この日の夕方には退院してホテルに戻らなければなりません。病室を個室に移されて、テレビが見れる状態にしてくれて、とにかくずっとテレビを見ていて下さいと。つまり夜寝れなくなるからもう寝るなということでした。
軽く食事もとれましたし、ようやく携帯もいじれるようになって、皆からの心配メールにびっくりしながら慌てて返信してました。
術後丸二日も連絡とれなかったんだから、マジ死んだかと思われてたみたいで(苦笑)
とりあえずそこで一気に元気なりました。歩いたり座ったりはできないですが、自分の力で体制を変えたりできるようになったので、リラックスしてテレビ見てましたね(^^)
ただ、痛みに弱い自分は一日に4回も痛み止めの座薬を入れてもらって…ですけど。



その3に続きます。



スポンサーサイト
テーマ: GID-性同一性障害 | ジャンル: 心と身体
テレビに出ますよ!(b^ー°) | Home | 自宅から見える雪富士山☆

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

このページのトップへ